船の維持費で最も大きな負担となる保管料は利用するマリーナや保管業者、保管方法によって変わってきます。

船の維持費

維持費用が続くイメージ

 

中古艇を購入する上で気になるのが船の維持費です。
保管方法など条件によって大きく変わってきますが、一般的な相場は年間50~100万円ほど。故障などの修理が必要になれば、さらに高額になるので注意しましょう。
船の維持費は主に次の費用がかかります。

 

  • 燃料代
  • 保管料
  • 船舶検査代金
  • 任意点検
  • オイル交換代
  • 任意保険

 

それぞれの項目別に概算費用や船を維持する際のポイントを解説します。

 

 

船の燃費

船の燃費は使用方法やエンジンの大きさによって大きく変動します
参考までに23フィートで100馬力4サイクルエンジンの場合、1時間ゆったりクルージングすれば2~3千円程度。

 

1日遊んだとしても1万円以内に収まることがほとんどです。(そもそも燃料タンクも50~60リットル程度しかない)
27フィート300馬力エンジンの場合は、1時間半程度のクルージングで1万円ほどかかります。

 

日中に5時間ほどのクルージングを楽しめば3万円ほどかかるので、それなりに休日の予算を用意できる方でないと存分に遊べません。
キャンピングクルーザーで長距離移動をすれば1回の航海で燃料代が数十万円かかることもありますし、近場で釣りをする程度なら1~2千円程度で済みます。

 

このほか、海面の状態や船底の汚れなど船のメンテナンス状況でも燃費が大きく変わってきます。

 

 

保険料

赤い電卓と500円玉

 

船の維持費でもっとも大きな負担になるのが保管料です。
保管料は利用する港(マリーナ)や保管業者、保管方法によって大きく変わります。

 

保管方法は大きく分けて陸上保管と海上保管があり、陸上保管の方が安いです。
陸上保管では、上下架が必要で契約内容によって無料や一定回数まで無料、都度払いなど様々な契約方法があります。
このほかにも、保管料とは別に年会費や船台のレンタル料などがかかる場合もあるので注意しましょう。

 

相場はピンキリですが、安い所の小型船で年会費含めて年間15万円前後。リゾートエリアでは最低30万円~が相場です。
東京の夢の島マリーナになると27フィートクラスの船でも年間100万円ほどかかり、大型船の海上保管になると年間300万円超えも珍しくありません。

 

中古艇を買う時は、事前に保管場所の料金や空き状況を確認しておきましょう。
格安の中古艇を買った場合は購入価格より年間保管料の方が高くなることもあります。
会社員など一般的な所得の方は、ジェットボートなどの小型艇を買って、自宅保管して車の契印でマリーナまで運ぶ方もいます。

 

また、マリーナでの保管は、保管料の他に釣り用のブイやリネン、近隣でのエンジン故障時の救助、オフシーズンの定期走行代行など手厚いサービスが付いている所が多いです。

 

保管業者によってはサポートサービスの内容に応じて複数のプランを用意している所があるので、初めて船を買う方は複数のマリーナや保管業者から条件を聞き比べてみてください。
保管について、もっと詳しく知りたい方はコチラのページも併せてご覧ください。

 

 

船舶検査代金

車検をする整備士の手元

 

船は6年毎の定期検査と3年毎の中間検査を受ける義務があります。車でいう車検のようなものですね。(代行業者も「車検」と呼んでいる所が多いです)
費用は定員と船の大きさによって変わります。

 

船舶検査の法定費用
定員12名以下、船体3メートル未満
定期検査 11,600円
中間検査 5,100円

 

定員12名未満、船体3メートル以上5メートル未満
定期検査 16,700円
中間検査 8,200円

 

定員12名以下、船体5メートル以上10メートル未満
定期検査 24,300円
中間検査 14,900円

 

定員12名以下、船体10メートル以上20メートル未満
定期検査 39,700円
中間検査 19,200円

 

定員13名以上
定期検査 16,600円~
中間検査 8,900円~

 

法定費用はたいした金額ではないですが、業者を利用する代行手数料や点検・整備費用がかかります。
検査を代行するだけなら手数料は1万円程度。なお必要な備品が欠品している場合は高額になるので、中古艇を買う時は船舶検査に必要な備品の欠品がないか確認しておきましょう。

 

 

任意保険

船の任意保険も車と同様に対人・対物・船体などの項目があり、このほか人命や船の救助費用をカバーするタイプもあります。
浅瀬の挫傷や台風による停泊中の被害もあるので任意保険には必ず加入しておきましょう。
小型クルーザータイプで年間10万円ほどが相場です。条件によって大きく変わってくるので、中古艇を購入する際は事前見積を出すようにしてください。

 

 

オイル交換、任意点検等の整備費用

メンテナンス用の工具
船は車以上に整備の必要性が高く、定期的にオイル交換や必要な点検整備を行う必要があります。
年間2回のオイル交換と最低限の簡易点検でメンテナンス費用は年間5万円~が相場です。
船の大きさや使用するオイル、点検項目にこだわれば、大きな故障がなくても年間20万円以上かかります。

TOPへ