安い中古艇を購入する際のトラブル源「現状渡」にお気を付けください。

安価な中古艇を購入する際の注意点

中古艇の販売情報を紹介するポータルサイトを見ていると、数万円や数十万円程度の安価な中古艇が安く売られています。
こうした中古艇の大半は現状渡価格になっているので、状態の確認をしっかり行い維持費(整備費用)を認識した上で慎重に検討しましょう。

 

 

初心者は現状渡の中古を避けるべき

女性が持つアラートマーク

中古艇は大きく分けて現状渡と整備渡の2種類があり、極端に安い中古の大半は現状渡です。

 

中古艇は乗用車の中古以上に故障が多いので、現物を確認してエンジンが問題なくかかっていても、購入してすぐにエンジンがかからないトラブルが起こるリスクが高いので注意しましょう。
このほか、検査や点検で業者に見せると購入価格を大きく上回る見積が出ることも珍しくありません。

 

実際に100万円程度で買った結果、200万円以上の修理が必要なことに気付いてすぐに業者へ10~20万円程度で売ってしまう事例が多く見られます。
現状渡の中古を買う場合は、整備も行っている販売業者を利用して一通りの整備をした場合の見積を出してもらった上で購入するか検討しましょう。

 

昨今は、インターネットを通じた個人売買サービスが普及していて、個人売買でタダ同然で買ったけど想像以上の修理見積が出るトラブル事例が増えています。
初心者は購入予算を上げて、なるべく整備渡の中古艇を買うことをおすすめします。

 

 

船の処分にはお金がかかる?

一万円札の上に置かれた電卓

 

安価な中古艇を買う人の中には、購入時点で実働であれば壊れるまで乗って処分すればいいと短期的な保有を前提に考えている方が多いです。
そこで気になるのが船の処分料ですが、一般的な船には車と同じようにリサイクル費用の前払いが義務づけられています。

 

小型クルーザーの場合は3~8万円程度のリサイクル料が前払いになっていて、中古艇を買う時は諸費用として本体価格とは別にリサイクル料金が必要です。
リサイクルの前払いが済んでいて、処分業者に渡す際に船が動く状態であれば、買取できない状態であっても無料引取や数万円程度の料金で対応できます。

 

港に停泊した状態で船が動かない場合で、修理して再販することが困難な状態の船は、その場で解体して運搬処分する流れになります。
解体処分料の相場は小型船の場合で15~30万円前後です。
地域によって若干の価格差がありますが、安く買って処分する時のお金も苦にならない方は短期的な利用だと割り切って安価な中古艇を買うのも一つの手です。

 

 

数年単位で保有するなら安価な中古艇はおすすめできない

経年劣化により錆びた釘

安価な中古艇は故障リスクが高く、手放す時に買取ではなく処分料を取られるケースがあります。

 

そのため、船を買って数年先も保有を続けたいのであれば、最低でも300万円以上などしっかり整備されているか比較的新しいタイプの中古艇がおすすめです。

 

短期保有だと割り切る場合は、船舶検査の時期を確認してください。
船は6年周期で定期点検と中間点検が必要で、不適合になると高額な修理が必要になります。

 

壊れるまで乗れればいいと割り切っていても、購入して船舶検査を受けるだけで購入価格を上回る修理費用が発生することもあるので注意しましょう。
簡単にまとめると、安価な中古艇を買う時はリスクやトラブルに柔軟な対応をできる知識と、信頼して相談できる業者のサポートが必要です。

 

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